若松と桜のきもの

目的を決めて資料や昔のスケッチを引っ張り出し、幾つも描きためる。
時間をおいて見直して、また描き直しての繰り返し。
お正月用の若松の帯をなんとかしたいと懲りずにまた挑戦している。

講義に使う雛形をお菓子の包み紙で完成。
かりんとう 小桜 浅草本店」の包装紙。
だいぶ前に頂いたものだがあまりにも綺麗なので保管していた包み紙。

「染織文庫」という業界紙を購読している。
きもの業界の状況が丁寧に紹介されているので、毎回楽しみにしている。
編集者の手腕にいつも敬服している。
今回も消費者の嗜好ときものの販売方法に「ズレ」があることを指摘している。
・・・トータルコーディネート企画商品で対応してきたが、そのような押しつけ的な販売が通用しにくくなってきている。消費者が売り指向の既存の企画商品に満足できず、自分自身にとっての個性的なきものの装いを求めだしている・・・
うんうん私もそのように思っている。
新鮮で個性的で完成度の高いデザイン。
これが要求されているのだ。
世界に一つしかないもの。
欲しいもののイメージがはっきりしている。
消費者の意識が高くなっているのだ。
そして今着たいものしか買わなくなっている。あたりまえか!

この業界がお金を使わなかった部分が「デザイン」、
その影響が今後ますます出てくる。



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