雨中の祇園祭・鉾建て始まる

祇園祭山鉾巡行まで1週間に迫った10日朝、京都市中心部で鉾建てが始まった。時折雨が混じるなか、四条通室町通では、やぐらを組むつち音が響いた。 四条烏丸交差点の周辺で早朝から、長刀鉾と函谷(かんこ)鉾、月鉾、鶏鉾を組み立てる作業が始まった。
大工方や組み立て方と呼ばれる職人が、くぎを使わずに縄を巻いて木材を組み、土台となるやぐらをしっかりと路上の所定の位置に固定していった。
12日と13日の午後には、組み終わった鉾と曳山(ひきやま)の曳初(ひきぞ)めがある。14日までにすべての山鉾が建つ。
人出の少ないときに鉾を見にいこ〜っと。