さだまさし 極光 (オーロラ)

極光
作詩・作曲: さだまさし


いきなり私の眼の前に座ったあなた
自分はせっかちだからと言い訳し乍ら
前から君が好きでしたと突然告白したあと
私のコーヒーを一気に呑み干した
そのあとの強引さときたら人の返事も
きかずにすっかり一人で盛りあがり
山岳部に来なさい山はいいから本当にいいからと
知らないうちに丸め込まれてた
自然はとても大きいって それが得意のフレーズ
人間が狭い輪っかの中で傷つけあうのを
静かに観てる


大空広い大空 いつかカメラマンになって
こいつに近づくと 目を輝かせてた
あなたを愛して気づいた どんどん先に歩いて
行ってしまうあなたを 追いかけるのは大変だわ


おい結婚するぞそしてアメリカへゆくぞと
いっぺんにふたつびっくりをつきつけて
それから俺仕事やめたぞカメラマンになるんだと
腰が抜けなかったのが奇跡だわ
そのあとのあなたは夢の通りに歩いて
とうとう本物のカメラマンになった
グランド・キャニオン死の谷もみんな友達にして
知らないうちに丸め込んでいた
自然はやはりすてきだ だけど不安がひとつ
もっと大きなものが撮りたくなって俺はどこまで
行けばいいのか


オーロラそれはオーロラ 地球も夢を見るんだ
こいつがそうだと 目を輝かせてた
あなたを愛して気づいた どんどん先に歩いて
行ってしまうあなたを 追いかけるのは大変だわ


アラスカであなたが突然空気になったと
そんな事信じられると思う
飛行機のプロペラが廻っているのに気づかない程
オーロラに夢中だったのね
あなたの残したものは 世にも美しい
地球が夢を見ている写真と
それからこの私と
オーロラそれはオーロラ なんてせっかちなあなた
オーロラに愛されて オーロラになってしまった
あなたを愛して気づいた どんどん先に歩いて
行ってしまうあなたを 追いかけるのは大変だわ




この歌詞
何気なく見ていて、何かひっかかって。
よくよく見れば「カメラマンの 星野さん」のことだった。
この人の言葉に「まだなにもしていない」があって、
自分もそう思っていることがあって、
この歌詞をみていると、「そうだったのか」となっとくして、
残された者は「つらいな」と思って。
オーロラを見に行く時間は自分にはないなと
妙になっとくして。



まいどまいどのご訪問、ありがとうございます。
ブログのランキングに参加していますので、帰りがけに応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ ←一日一回のクリックが励みになります
アトリエ森繍のFacebookページ、始めました!