疲れがたまっていませんか(森)

送り火の続き。

大文字 先祖の霊や生存する人の無病息災等が記された護摩木(割木)が送り火の点火資材として当日山上へ運ばれる。当夜7時から山上の弘法大師堂でお灯明がともされ、般若心経があげられる。その後、このお灯明を親火に移し、合図により一斉に送り火が点火される。
火床は全部で75、薪数600束、松葉100束、麦ワラ100束。

妙法 点火の際、「妙」の山で読経が行われる。また送り火終了後の午後9時頃から約1時間涌泉寺で「題目踊り」「さし踊り」が行われる。なお今日では、火床は鉄製のものを使用している。
妙の火床103、法の火床63、薪数400束、松葉170束。


舟形 当日朝早くから割木が山上へ運ばれ点火の準備が行われる。山麓の西方寺で鳴らす鐘を合図に、山上の送り火が点火される。送り火終了後、西方寺で、六斎念仏が行われる。
火床は79、薪数400束、松葉130束。

左大文字 当日午後7時頃法音寺(衣笠街道町)の親火台で護摩木が焚かれ、点火法要が行われる。その火で新火松明(1基)、手松明(約40本)の順に点火される。同時刻に街道筋の25ヵ所の門火が一斉にともされ、火は山上へ運ばれ、山上の送り火が点火される。
火床53、薪数350束。


鳥居形 当日午前8時頃山麓から松明が山上へ運ばれ、午後4時頃から点火準備にとりかかる。当山の松明は、松の根の部分(じん)を束にしたものを縦に組んで鉄製 火床の上に立てる。
火床は108、薪数108束。

午後8時に始まって8時30分には全部終わる。
あっという間の30分です。