新刊の書評

「筆に限りなし 城山三郎伝 」が紹介されている。
日曜日の朝刊には新刊の紹介がある。日曜日のちょっとした楽しみなのだが今週は城山さんの伝記が紹介してあった。「大儀」に燃える一途な軍国少年終戦間近、海軍地区別幹部候補生として入隊、「消耗品」として想像を絶する日常的な上官からの暴力、皇国日本への幻滅が城山さんの原点とある。深すぎて安易に理解できそうにないが、この作者に惹かれるところはこの部分。
是非読んでみたい一冊。
話は変わるが、お笑い芸人さんの誕生と消滅は早すぎるほど、あの人もこの人も今どうしているかと心配になる。人を感心させるのはさほど難しくはないと思っている、「少し真面目で高尚」な事を言えばいい、しかし「笑わすとなればなかなか難しい」そう言う意味でお笑い芸人さんを尊敬する。いま「吟じます」と言ってちょっとエッチな笑い話を詩吟に乗せて笑いを取る芸人さんがいる。「天津木村」という芸名、ちょっと覗いた、久しぶりに大笑いした。笑うことは良いことです。ある意味感心しました。