五色浜へ行く前に「絵島」に寄った。
岩屋港の東にある絵島は、高さ約20mの小島である。
『おのころ島』が、淡路島とも沼島(南淡町)ともこの絵島ともいわれている。
橋を歩き、海食台である平地に渡る。
この島は、約3500万年前(古第三紀始新世)の岩屋累層の砂岩からできている。
この砂岩は、淘汰のよい(粒の大きさが揃った)灰色の砂岩で、手で触ってみるとざらざらした感じがする。
地層中には、様々な赤褐色の模様ができている。
この縞模様がなんとも魅力だ。
これは、地層中の鉄分が割れ目に沿って浸み出し、風化によって褐鉄鉱に変化したとあるが、
人間が思いつきでチョコチョコこしらえたものではない。
3500万年前の話である。
月見の名称としても名高く「平家物語」の「月見の巻」にも登場する。
あの男前の西行法師もこのように詠んでいる。
「千鳥なく 絵島の浦にすむ(澄む)月を 波にうつして見るこよいかな」
500年前はもっと美しかったのだろう。
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