形と構図

美しいとか 整理されているとか 心地よく感性に訴える要素は
いくつかあって それを求めながらひたすら描き続けると
ある時、思いがけなく「焦点」があって 視野が開けて 物事が はっきり見えるところがあるのです。


別の言い方をすれば

主役が居て脇役が居て背景があって
主人公に気の利いたセリフを語らせる。


そのワンカットを鮮明にイメージできるところがあるのです。


そんな一場面を作るのに毎回多くの時間を割いています。








デザインには何種類もの手法があって


例えば

「連続」  「回転」  「重ねる」  「囲む」  「ずらす」   などなど


一杯あるのです。



だから 私は 同じ手法で固まることを好まないのです。








その理由はいくつもありますが「手仕事の極み」のような仕事をしていて

たった一人の「着る人」に好んでいただく 「きもの」  を作っているものですから。


だから 同じものは作らないのです。



構図が違ったり 地色が違ったり 季節が違ったり と 意識しています。



何よりも デザイン上 色々な手法を 使った方が楽しみが広がるからなのです、





速水御舟は言っています。

「私が一番恐れていることは 型 が出来上がる と言うことである
何故なら 型 が出来たということは一種の行詰まりを意味するから」  と




↓ これは 始まったばかりなのです。








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